3日と4日に開かれる岡山県真庭市蒜山地域の冬のイベント「ひるぜん雪恋まつり」(同実行委主催)の目玉となる「巨大かまくら」作りが始まった。30日は岡山学芸館高校の生徒有志が助っ人として参加した。
暖冬による雪不足から一転、先週の大雪で蒜山地域は一面真っ白。作業は29日から始まり、秋田県横手市のかまくら職人直伝の高さ・直径とも3㍍の1基、高さ3.5㍍と直径3.2㍍の2基を設置する。
岡山学芸館高校は地域貢献活動として昨年から巨大かまくら作りに参加しており、サッカー部と野球部の3年生20人が実行委メンバーとともに汗を流した。重機で運ばれてきた雪を踏み固めながら円筒形に整え、雪の感触に歓声を上げながら取り組んでいた。全国高校サッカー選手権で活躍したMF木下瑠己さんは「仲間とのチームワークで作ったかまくらなので、たくさんの人に楽しんでもらいたい」と話していた。
ひるぜん雪恋まつりは両日とも午前10時から蒜山上福田のグリーナブルヒルゼンとヒルゼン高原センターで開かれる。ソリやミニかまくら作りといった雪遊び、スノーシューやファットバイク体験などを楽しめる。3日午後6時半からは夜空を彩る打ち上げ花火を行う。