2024年1月4日から兵庫県神戸市で開催される「全国高専ラグビーフットボール大会」で、10年連続11回目出場の津山高専(中国・四国第1代表)は5日、初戦となる2回戦で八戸高専(東北第2代表)と戦う。選手たちは昨年度の準優勝を上回る頂点を見据え、「スピードで勝負し、一戦一戦しっかり勝利をつかみ取りたい」と闘志を燃やしている。
部員は1~5年の19人。平均身長169センチと体格的には大きくないものの、ボールを積極的に動かしてスピーディーに展開する攻撃、しつこく絡んでボールを奪い返す粘り強い守備が特長だ。
全国大会に向け、花園に出場の倉吉東高校、松江高専との3校合同での実戦練習や、年末年始を返上して強化・調整に励む選手たち。より速いテンポでのラグビーを目指し、攻守の連係などを入念に確認した。また本年度は新たな取り組みとして週に1回、部員だけのショートミーティングも重ねてきた。
5年の林隼大主将(20)=高島中出身=は「昨年は優勝チームの力を肌で感じ、それを超えるためにどうすべきかを考えて取り組んできた。チャレンジャー精神でしっかり戦っていきたい」と意気込む。
荒木祥一監督(53)も「どんな場面でも不安なく対応できるよう基本を含めて確認してきた。目の前の試合に集中し、力を出し切りたい」と決意を語った。
54回を迎える同大会(会場・神戸総合運動公園補助競技場)には、各地区の代表10チームが出場し、トーナメント戦を行う。
メンバーは次の通り。(マル印は学年)
▽FW=山田慶二④、山平大聖③、西田颯真⑤、山田勇馬②、澤田直弥⑤、藤岡斗希②、長谷川隼平③、銭谷純矢⑤▽=HB=宮地昭太郎①、甲藤大智④▽BK=林隼大⑤、真田大地⑤、木下真樹③、藤原遼②▽FB=池田吉則①▽リザーブ=西村優音②、水島虎太郎①、矢田悠人①、有元翔真①▽監督=荒木祥一