下高倉の高倉公民館で13日、地域づくりをテーマにした研究や体験報告会が開かれ、地元出身の大学生らの発表をした。参加者たちは地域課題や魅力を再認識した。
高倉地域づくりの会が次世代の担い手を増やすために企画。8〜80歳の住民ら約60人が集まった。農村維持・発展などを研究する兵庫県立大学4年・本多香奈子さん(22)と、地域のイベントや取り組みに参加をしている美作高校普通科1年・神田翔馬さん(16)が発表した。
本多さんは、同地域の農業従事者と維持管理資金が減少しており、農地の管理が難しくなっていると指摘。「地域外の人材を増やすために、アピールが必要」と呼びかけた。一方で神田さんは「あったか大鍋 たかくらんち」などのイベント体験をもとに「自然が豊かな場所でみんな優しいところが好き。自信を持ってPRできる」と述べた。その後、参加者たちは今後の改善点などについて話し合った。
パートの山下眞知子さん(66)=下高倉東=は「とても良い話が聞けた。未来につながるように良い環境を維持していきたい」と話した。
p
発表をする本多さん=高倉公民館で
高倉公民館地域づくり体験報告会
- 2021年3月17日
- 暮らし