高倉地域のお年寄りと美作高校(山北)の生徒たちとの「合同サロン交流会」が11日、下高倉西の高倉公民館で開かれた。高齢者約40人は高校生たちが企画した健康講座やゲームなどを楽しみながら活気ある時間を過ごした。
若い世代との触れ合いを通して地域住民の福祉や健康への関心を高めようと、「高倉地域づくりの会地域の絆部会」が始め、今回で2回目。昨年12月に続き、美作高校福祉医療コース2年生(20人)を招いた。
20人は講師役となり、糖尿病の対策、体の緊張をほぐす方法、椅子に座ったままできる運動などを説明。その後、グループに分かれて、つえや車椅子の扱い方を教えたり、一緒にすごろくで遊んだりした。
車椅子について学ぶ講座では、参加者は「動かす時は乗っている人が不安にならないように声かけを忘れずに」といった生徒の話に耳を傾け、試乗するなどした。
岡順子さん(74)=下高倉東=は「孫と話しているようで、とても元気が出た」。生徒の森田達也さん(17)は「大人と会話することで、人との接し方や関わり方を学べる。次の機会も参加したい」と話した。
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車椅子を体験する高倉地域のお年寄りたち
高倉地域「合同サロン交流会」