岡山県勝田郡勝央町が規模拡充のため移転工事を進めていた高取保育園の新園舎が、同町黒坂の現園舎近くに完成し22日、落成式が行われた。定員は120人で従来(45人)の3倍近くとし、4月3日に入園式を行う。
幼児数の増加が見込まれる勝間田小学校区に勝間田保育園(定員200人)と同園で対応するため、現園舎南東側の用地(5826平方メートル)を取得し、昨年春から着工。鉄骨平屋建て1718平方メートルのバリアフリー設計で、「開放感あふれる楽しい園舎」をコンセプトに保育室9室、遊戯室などを配し、木をふんだんに使った明るい内装にしている。総事業費約7億1000万円。
式には関係者約30人が出席。水嶋淳治町長が「入園希望者が増える中、未来を担う子どもたちが新しい園舎で元気いっぱいに育ってくれることを願っている」、頃安敦子園長は「広々とした園庭、整った室内環境で、自ら考えて行動できる意欲的な子どもを育てていきたい」とあいさつし、テープカットで完成を祝った。この後予定していた内覧会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。
同保育園は1970年、高取保育所として開所。改称し、85年に現園舎が建てられた。新園舎では0歳児の乳児保育も行い、新年度は約100人の受け入れを予定している。
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高取保育園新園舎の完成を祝う関係者
高取保育園の新園舎が完成 落成式行われる/岡山・勝央町
- 2020年4月1日
- 教育・保育・学校