美作地域の高校10校の図書委員によるワークショップイベント「ミマサカサマーブックフェス」(県高校教育研究会学校図書館部会美作支部主催)が6日、新魚町の市立図書館前で開かれ、親子連れらでにぎわった。
クリスマス時期に合わせて行っていた恒例のイベントが昨年はコロナ禍で中止なり、初めて夏に開催した。
参加者は各高校の生徒から教わりながら、プラスチック板のしおり、かわいらしい模様のついた紙のブックカバー、縦6㌢ほどのミニチュアブック「豆本」の製作を楽しんでいた。また、丸や星形の紙に推薦する本の題名と紹介文などを書き、模造紙に飾り付けていた。
図書館内では、借りた本の内容を推測しながら読書が楽しめるように、カバーをつけて題名を見えないようにした「♯タグブック」の貸し出しや、学校図書新聞の展示を行っていた。
豆本の作り方を教えていた作陽高校1年・神田光璃さん(15)は「みんな喜んでくれてやりがいを感じた。イベントを通してみんなが本に親しむようになってほしい」。市内の中学生女子(12)は「一度作ってみたかった豆本が上手にできてうれしい。丁寧に教えてもらったおかげ」と話した。
8月末まで同図書館で、参加者のお気に入りの本を紹介するメッセージの掲示や、♯タグブックの貸し出しを行う予定。
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イベントを楽しむ参加者たち
高校図書委員 ワークショップ開催
- 2021年8月11日
- 教育・保育・学校