大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開かれている第103回全国高校ラグビー大会で、岡山県久米郡美咲町出身で京都成章高2年の延原梨輝翔さん(17)が、高校生として初めて同大会で主審を務めた。
小学生のころ美作ラグビースクールで競技を始め、岡山ジュニアラグビースクールを経て京都成章に進学。兄は京都成章時代に高校日本代表に選ばれ、現在、帝京大学でナンバー8として活躍する秀飛選手。
中学生のころに初めてレフェリーをし、高校進学後、選手との両立に取り組んでいたが、昨年冬にレフェリー1本に転向した。6月にB級ライセンスを取得し、今大会では1回戦の青森山田―高鍋で笛を吹いた。
将来の目標は「W杯で笛を吹くこと」という。観戦した延原さんの家族は「夢の舞台で緊張もあったと思うが、無事に終わって良かった。今後も夢に向かって頑張ってほしい」と話していた。