本年度の市文化協会の文化研修が15日、二宮の高野神社で開かれ、会員ら20人は、同所付近の史跡を巡って歴史を学んだ。
県指定重要文化財や市指定天然記念物ついて知ってもらおうと、市内の住民にも参加を呼びかけた。
講師の市文化課の平岡正宏参事が「宇那堤森のムクノキ」や神社の本殿、随身門など案内しながら、特徴や成り立ちなど解説した。
高野神社について「昔水神が祭られていたと考えられるため、本殿の正面が参道の方ではなく、吉井川の方角に向いている」と説明を受け、参加者はうなずくなどをして熱心に聞いていた。
一般で参加した小林喜代子さん(75)=二宮=は「子どものころから祭りに参加するなど、思い出がある場所。貴重な文化財が残っているのは、昔の人が大切にしてくれたおかげ。みんなのよりどころになるように残していきたい」と話した。
高野神社で文化研修会
- 2020年10月17日
- 歴史・文化