二宮の高野神社境内に「津山だんじり展示館」が完成し、20日にしゅん工式が行われた。関係者は「新たな観光名所の一つに」と期待している。
桜町だんじり保存会が企画・建設。これまで保存庫は旧二宮公民館の敷地にあったが、幼稚園と公民館の新築に伴い立ち退きを余儀なくされ、数年前から移転先を検討。神社の理解で境内に建てることが決まり、10月に完成した。
建屋は鉄骨平屋建て約30平方㍍。桜町のだんじり1台を収納しているが、同神社のほかの氏子町内会から希望があればだんじりを入れ替えて展示する。土日祝日に開放するほか、希望があれば平日もシャッターを開ける。併せて参道進入路の工事を行い、だんじりの宮入りが可能になった。事業費は約650万円で、桜町町内からの寄付と市の補助金を充てた。
保存会メンバー8人が出席して神事があり、山中英樹会長が「みなさんの協力で立派な展示館ができた。観光に貢献すると思うし、今後長い間、保存していけるよう世代を超えて取り組みたい」とあいさつした。
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高野神社境内に完成した「津山だんじり展示館」