岡山県津山署と同署管内防犯連合会は6日、特殊詐欺被害を未然に防いだセブンイレブン大崎店とオーナーの岩本茂愛さん(36)に感謝状を贈り、功績をたたえた。
同署によると、11月17日夕方、同店を訪れた70代男性が電子マネーカードについて尋ねてきた。岩元さんが事情を聞いたところ、「パソコンの修理のお金(4万円)を払う」と聞き、特殊詐欺の可能性があるとみて、通報した。同店では警察から防犯に関する指導を受けており、主な犯行手口を把握していたという。
同署=津山市林田=で贈呈式が行われ、入江一男署長から感謝状を受け取った岩本さんは「男性が被害を受けずに安心した。これからも警察のみなさんから教わったことを守り、地域貢献に努めたい」と話していた。
同署によると、本年に発生した管内の特殊詐欺認知件数(10月末現在)は、還付金、架空料金請求詐欺計8件で被害額は約2180万円と、昨年同期の約1250万円を大きく上回っている。生活安全課は「犯人は固定電話にかける場合が多い。自宅の電話を留守番電話設定にしてすぐに応対しないようにす