岡山県津山市の鶴山中学校で26日、教育講演会が開かれ、保護者や教職員が子どもたちの自己肯定感を高める“ほめ達”のコミュニケーション術について学んだ。
日本ほめる達人協会認定講師の渡邉祐貴子さんが、「ほめ達検定」により自身が変わった経験にふれ「人間は生まれ持った性格もあるが、周囲からの印象はどう表現するかで決まる。ほめ達はまず、周りの人のプラス部分を探し、光を当て、アドバイスできる人」と前置き。自分が言われてうれしいほめ言葉、短所から長所への言い換えなどを問いかけた。
続いて参加者たちは、家族ら大切な人の素晴らしい点を思い出しながら書き出し、隣席の人に発表し合うワーキングに取り組み、会場には笑顔があふれ、涙する人も。
ほめることに付随する笑顔や拍手がもたらす健康効果も説明し「大切な人は横にいるのが当たり前すぎて不平不満ばかり口にしがち。忘れている当たり前の中の感謝を伝えられる人になってほしい」と呼びかけた。
授業参観に合わせて実施し、約30人が熱心に聴講した。