鶴山小学校(岡山県津山市志戸部)の2年生が25日、同校近くの水田で田植えを体験した。46人が昔ながらの手植え作業を通して食の大切さを学んだ。
同校では、米作りへの理解を深めようと10年ほど前から実施している。水田を所有する寺坂豊さん(72)=志戸部=と学校に給食の食材を提供するJA晴れの国岡山の職員が指導にあたったほか、地域のボランティアらも参加した。児童は田植えの仕方を教わった後、素足になって田んぼの中へ。ぬかるんだ泥の中、「ぬるぬるする」「まっすぐ歩けない」などと悪戦苦闘しながら一列に並び、キヌムスメの苗を丁寧に植えていった。
初めて手植えの体験をした寺坂結月さん(7)は「苗を植える時、土がどろどろだった。頑張って植えたから楽しかった。ちゃんと育って、おいしいお米ができたらうれしい」と話した。
今後は苗の成長過程を観察するほか、秋には収穫体験したり、収穫をした米でおにぎりを作り、味わったりする。
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田植えを体験する2年生
鶴山小学校 田植え体験