岡山県にゆかりのある男子大学生のための寮「鶴山館」(東京都西東京市)の創立130周年祝賀会が11月26日、岡山市内であり、県OB会会員や現役寮生ら約110人が節目を祝い、更なる発展を期した。
髙原清隆会長(72)=東新町=が「津山に縁のある松平康民子爵の篤志もあり明治24年に誕生した鶴山館は、どんな困難な時代にあっても学生たちを温かく守り育ててきた。後輩たちのためにという高邁(まい)な精神と鶴山館に集う者たちの強いきずなのたまもの。この精神ときずなはこの先も150年、200年と岡山から志をもって上京する学生がいる限り永遠に持ち続けなくてはならない」とあいさつ。
平沼正二郎衆議院議員、太田昇真庭市長ら来賓の祝辞に続き、映像による同館の紹介を館生の解説で鑑賞。記念事業の一環として曲付けした「鶴山館の歌」(作詞は歌人の尾上紫舟)の紹介があった。
同館は津山出身の学生4人が始めた共同生活が前身となって1891(明治24)年、現在の東京都文京区本郷に設立された。1988(平成10)年に現在地に新築移転。これまでに1200人以上の学生が巣立っている。現在の利用者は35人。
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盛大に開かれた鶴山館創立130周年祝賀会の集合写真
鶴山館 創立130周年祝賀会 開催
- 2022年12月5日
- 教育・保育・学校