2022年度卒業式 津山市内の小学校全27校で児童876人が学びやから巣立った /岡山・津山市

教育・保育・学校 自身が作った卒業証書を受け取る卒業生=高田小で
自身が作った卒業証書を受け取る卒業生=高田小で
         

 岡山県津山市内の小学校全27校で22日、2022年度の卒業式が行われた。児童876人(男子441人、女子435人)が、6年間親しんだ学びやから巣立った。
 高田小学校(岡山県津山市下横野)では第115回目卒業証書授与式が開かれ、卒業生19人(男子12人、女子7人)が保護者と教職員、在校生たちに迎えられて入場。名前が呼ばれた後、壇上にあがり、自らが製作した地域の伝統工芸品「横野和紙」の卒業証書を受け取った。植月美穂校長から「手にしたのは古くからの伝統文化が残るこの地ならではの世界でたった一つの証書。多くに人に支えられながら生まれ育ったことに感謝と誇りを持って生きてください」とはなむけの言葉が贈られた。
 「お別れの言葉」では、卒業生全員が6年間の思い出を語った後、「何事にも積極的に挑戦する気持ち、相手を思いやる気持ちを大切にして全員で頑張ってきた。最高の仲間ができた」「かけがえのない友だちとの思い出を胸に夢に向かって進んでいく」と述べ、歌を贈った。在校生らは最後に大きな拍手で退場する卒業生を見送った。
 卒業生の當山瑛介君(12)は「新型コロナウイルスで大変な時もあったけど、6年を通してみんなと仲良くなれてうれしかった。中学生になったら部活と勉強を頑張る」と話した。
 津山市以外の美作地域の小学校では、33校が17~20日までに式を実施。残りの真庭市、鏡野、美咲町内の計10校が明日行う。


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