5月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査

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県がまとめた5月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では73万3217人で、新型コロナウイルスの感染状況が比較的落ち着いていたことから前年同月の2・16倍に増加した。ただコロナ禍影響前の2019年同月比では22・3%減。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。感染の落ち着きに伴い、大型連休を中心に客足が増え、19日から中四国地方の県民に対象を拡大した旅応援割も後押し。
 美作県民局エリアの10施設は、21万4023人で、前年同月比84・3%増、19年同月比23・3%減。このうち津山城(山下)は19年同月比同17・3%増の1万8973人で、コロナ禍前の水準を上回った。津山まなびの鉄道館(大谷)は同17%減の7527人。ノースビレッジ(勝央町岡)は同69・1%減の2万3100人とまだ大幅ダウンしている。
 一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は28万1364人で前年同月比164・1%増、19年同月比17・3%減。備中県民局エリアは23万7848人で、前年同月比104・7%増、19年同月比26・3%減だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた38施設の宿泊者数は前年同月比108・1%増、19年同月比25%減。
 県観光課では「観光の客足は順調に伸びており、感染者数が落ち着いた状態で推移すれば回復傾向が続く見通し。今月から約2年ぶりに受入れを再会したインバウンドも徐々に増えてくるだろう」としている。


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