GlobeSportsDomeリニューアルオープン

経済・産業
テープカットでリニューアルオープンを祝う関係者
         

 昨年12月から進められていた大田のグラスハウスの改修工事が完了し、「Globe Sports Dome(グローブスポーツドーム)」として9日、リニューアルオープンする。直線トラック、バスケットボールやバドミントンなどのコートエリア、カフェなどを備え、楽しく運動ができる健康増進施設に生まれ変わる。
 グラスハウスは、昨年3月末で指定管理者制度による施設運営が終了し、市は公民連携の手法を取り入れ、独立採算運営への転換を目指して事業提案を募集。フィットネスクラブやダンススタジオを手がける京町の「Globe」(関元崇志代表取締役)が運営することに決まった。
 ガラスドームの空間を活用し、陸上競技やチアダンス、リズムを用いた運動教室などを展開。利用は会員中心だが、日曜・祝日などは体験イベントを開き、一般市民も利用できるようにする。
 改修工事ではプールの9割を埋め、ウオータースライダーを撤去。50?走ることのできる直線トラック、バスケやバレーなどのコートエリア、トレーニングエリア、人工芝エリア、ボルダリングエリアなどを整備。屋外プールは残し、夏場に使用する。運動と健康をテーマとした食を提供するカフェを併設し、こちらは一般も利用可能。
 7日にオープニングセレモニーが行われ、関元代表取締役が「自然と共存したベストな環境で、子どもたちにたくさんの経験を与え、一般市民への利用方法も考えながら地元に愛される施設を目指す」、谷口圭三市長は「全国に誇れる公民連携の取り組みとして施設を再生し、かじを切る。国内外から多くの人に訪れてもらい、施設をしっかり生かしていくことが地域の活力になる」とあいさつ。関係者がテープカットを行い、祝った。
 同社は地域活性化へ、グラスハウスやグリーンヒルズ津山を活用したイベントを計画。また、スポーツリズムトレーニングの研修会や合宿の実施に加え、プロアスリートを招いた交流の場も創出していくという。
 運営権の設定期間は本年度から10年。市は改修費など2億6500万円を2021年度から10年間、分割して同社に支払う。運営権対価として同社は市へ、毎年380万円(運営権設定後3年間免除)を25年度から7年間納める。

(写真)「グローブスポーツドーム」としてリニューアルしたグラスハウス


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