漫才日本一を決める「M1グランプリ2020」が20日行われ、決勝に初進出した津山市出身のお笑いコンビ・ウエストランドは惜しくも9位に終わった。
津山西中学校と津山商業高校の同級生の井口浩之さん(37)=上田邑出身=と、河本太さん(36)=福田出身=で、ファーストラウンドのトリとなる10組目に登場。マッチングアプリなどを題材にしたネタを披露し、井口さんがツッコミを入れ続けるなど2人のキャラクターを生かした漫才で笑いを誘った。得点は622点と伸びず、上位3組に与えられる最終決戦への進出はならなかった。
地元津山市でも多くの市民らがテレビで見守った。市内の40代女性は「2人の純粋な漫才は素直におもしろかった。もっと上位にいくかと思ったけど、最後での登場は少しかわいそうだった。来年も頑張ってほしい」とエールを送った。
2人は本紙の事前取材に「ずっと憧れていた舞台に出ることができてうれしい。津山でのお仕事で呼んでください」と話しており、M―1ファイナリストとして今後の活躍が期待される。