NPO法人未来へは27日、新型コロナウイルス感染者への差別や中傷をテーマに開いた「人権擁護討論会」の映像を収めたDVDを美作地区10市町村の小中学校全105校に寄贈した。
感染者の家族や子どもたちが誹謗(ひぼう)中傷や人権侵害に合うのを防ぐために学校内で指導や啓発活動の参考にしてもらおうと作成した。9月30日に山北の市役所で開いた討論会「コロナ差別を許すな」に参加した市民がコロナ禍の中で持つ不安や悩みなど話したり、問題の解決策を語ったりした様子を収めている。
山北の市役所を訪れた同法人の白金一希さん(26)は「差別はどこにでもおこりうる。悲しい思いをする人がいなくなるように役立ててほしい」と話し、市内36校分のDVDを市教委職員に手渡した。DVDは各市長村の教育委員を通じて、学校に届けられる。
同法人は子どもや若者たちの自立支援のために市や関係機関との連携を取る活動や人権を守る活動を行っている。
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DVDを手渡す特定非営利活動法人未来への職員
NPO法人未来へ、DVDを美作地区全小中学校に寄贈
- 2020年10月31日
- 教育・保育・学校