1年の安全と精進誓う

歴史・文化 古式泳法を披露する会員
古式泳法を披露する会員
         

 県重要無形文化財保持団体の神伝流津山游泳会の初泳ぎが2023年1月5日、山北の同会温水プール(岡山県津山市)で開かれ、1年の安全と精進を誓った。
 池田康政教頭(50)がみそぎ式を執り行い、基本泳法の游方(およぎかた)「草」「行」「真」で水清め。天下泰平や水難厄除、水練の上達などを祈念した。その後会員が横泳ぎやクロールなど自由に初泳ぎを満喫した。
 神伝流は武芸の水練術として発展した古式泳法で、1848(嘉永元)年に津山藩士の植原六郎左衛門が第10世宗師を受け、現在まで11代にわたり津山游泳会が宗師の名跡を受け継いでいる。
 同会は現在、小学生から80代の会員約700人が練習に励んでいる。


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