津山高専=岡山県津山市=の卒業式・専攻科修了式が14日、山下の津山文化センターで行われ、本科152人と専攻科18人計170人が思い出を胸に新たな一歩を踏み出した。
留学生を含めた卒業生は先進科学系43人、機械システム系44人、電気電子システム系35人、情報システム系30人。修了生は機械・制御システム工学専攻9人、電子・情報システム工学専攻9人。
式には来賓や保護者ら約500人が出席。岩佐健司校長は各科総代4人に卒業証書を、専攻科総代2人に修了証書を手渡し、「新たなものづくりやサービスの開発に大胆にチャレンジし、イノベーションを起こしていく担い手としてみなさんは大いに期待されている。自分の専門分野も学び続けるとともに、他の分野も学ぶ好奇心や柔軟性を持ち、笑顔を忘れず誠実に粘り強く物事に取り組んでほしい」とはなむけの言葉を贈った。
在校生代表の奥比加瑠さん(電気電子システム系4年)の送辞を受け、卒業生代表の西尾孔さん(情報システム系5年)が「学んだ技術や経験を基盤とし、自分の選択した道に誇りを持ち、精進していく」、修了生代表の原田真衣さん(機械・制御システム工学専攻2年)は「学んだ知識や技術を生かし、人々の生活を支えて生けるエンジニアになりたい」と決意を述べた。
進路は1月末時点、「112人が就職、52人が同校の専攻科や各地の大学、大学院、専門学校へ進学する見込み。