プロ野球セ・リーグの阪神タイガースが18年ぶり6度目のリーグ優勝を決めた14日夜、津山市内でも熱狂的なファンたちが喜びを爆発させた。
兵庫県尼崎市出身で、ファン歴50年以上という山本泰満さん(62)が経営する岡山県津山市山北の鉄板焼き店「たこ焼き三姉妹」には、縦じまのユニホームを着込んだ虎党約20人が集結。チームのフラッグなどが飾られている店内で、メガホンを手に声援を送りながらテレビ中継を見守った。
巨人を4ー3で下し、2005年以来のリーグ優勝が決まると、「よっしゃあ!」と両手を突き上げ、拍手がわき起こるなど、店は歓喜の渦に包まれた。山本さんは「今までの優勝の中で一番うれしい。言葉にならない」と、孫の三村愛來ちゃん(11カ月)を抱いて目頭を熱くした。津山ヤングマスターズで野球をしている安藤良成君(11)=弥生小6年=も「最高にうれしいし、日本一になってもっとまちを盛り上げてほしい。将来はタイガースに入る」と話していた。