県重要無形民俗文化財に指定されている「高田神社獅子舞」を学ぶ高田小学校の4年生は、学習発表会(19日)に向けて日々練習に励んでいる。4日、同校(岡山県津山市下横野)で保存会メンバーたちの指導を受けながら、綿密に動きを確認した。
同校では、約1300年前から地域に伝わる獅子舞を子どもたちが引き継いで守っていけるようにと、長年の間授業に取り入れている。
この日、児童19人は笛拍子、鼓手、獅子頭を持つ「獅子かぶ名代」などそれぞれの役割に分かれて、同神社横野獅子舞保存会の4人の前で約1カ月間の練習の成果を披露。笛と太鼓の音に合わせ、約4?の雌雄の獅子(しし)2頭が仲睦まじく舞う姿を見せた。
保存会の■石勇会長(87)らは「とてもよくできている」と褒め、その上で足の運び方、獅子頭の動かし方、太鼓のリズムの取り方など改めて説明。子供たちは真剣なまなざしを向けて聞き、その後、何度も挑戦しながら直していった。
初川翔輝君(10)は「来年の4年生に教えられるようになりたい。学習発表会では、頑張っているみんなの姿を見てほしい」と意気込んでいる。
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学習発表会に向けて練習を重ねる4年生
19日の学習発表会に向け高田小(岡山県津山市)の4年生