2020年全国広報コンクール(日本広報協会主催)の「広報企画部門」で、真庭市消防本部(大美勝消防長)の応募した「消防士の台所in真庭」が見事、入選を果たした。同部門入選は県北初で、県内では12年の倉敷市に次いで2例目。
内容は、西日本豪雨の体験を踏まえ、双方向型の防災コミュニティづくりを目指す一環として昨年2回実施した消防職員の賄い飯を市民らに提供するなどユニークな「消防士の台所」企画が中心。同市が取り組むSDGsを織り交ぜるなど、魅力的な活動で全国から計約1500人が来場した一大イベントとなった点を紹介した。
同部門には全国から78点が寄せられた。審査員からは「交流・参加型のイベントにしたことが面白い。まず『消防』『消防士』に興味を持たせ、実体験で成果を上げようとしている。また、食という着眼点やSDGsの視点が入っているのも良い」などと高い評価を受け、惜しくも特選(1点)獲得はならなかったものの上位入賞となった。
同本部は「市民と顔の見える交流が安全安心の下支えになる。今後も交流を深めつつ、防災意識を高められるよう考えていきたい」と話している。
写真
広報企画部門で入選を果たした真庭消防本部の企画「消防士の台所」
2020年全国広報コンクールに真庭市消防本部の「消防士の台所in真庭」入選/岡山・真庭市
- 2020年5月12日
- 真庭市