東一宮 畑地 コチドリ 夏親鳥

　◎…野鳥たちが繁殖シーズンを迎え、山林や草原、人家の周辺でもほほ笑ましい子育ての情景が垣間見える。
　◎…東一宮の畑地では、コチドリの雛（ひな）が巣から出て歩き始めた。数センチほどの４羽が散り散りに虫などのえさを探して回り、親鳥が交替で子守り。上空にトビなどの外敵が現われると「ピュピュ」と鳴いて警戒を促し、雛たちは一斉に伏せてしばらく待つ。
　◎…コチドリは、夏鳥として中国大陸南部から渡来。全長16センチほどで、白に灰褐色の頭と背中、顔と胸の黒い模様、目の周りの黄色いリングが特徴的。
　◎…撮影した日本野鳥の会の影山克己さん（73）＝山方＝は「雛はまさに千鳥足で歩く姿が何とも愛らしい。もう半月ほどすれば飛べるようになるだろう」と話している。
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＝愛らしいコチドリの雛と親鳥、影山克己さん撮影