岡山県真庭市湯原温泉の湯本温泉館3階にコワーキングスペースなどを備えた「Uffice(ゆフィス)」が14日、オープンした。運営する真庭市は、短期滞在者や観光客らをターゲットに、入浴や旅行を楽しむ合間に仕事ができる利便性をPRし、県内外から誘客を図る。
施設はコワーキングスペースのほかに、談話や休憩の際にも使える和室のシェアオフィス、オンライン会議室の計5部屋。高速通信と高いセキュリティを誇るITシステムなどを取りそろえ、リモートワークやパソコンを使った作業をする上で快適な環境を整えている。今後、地域の飲食店経営者らと話し合い、利用客に合わせたさらなるサービスの提供を検討していくという。
同市は休暇を取りながら働く「ワーケーション」という新しい働き方に着目。都市から地方へ人の流れをつくろうと計画を進め、コロナ禍で閉鎖していた休憩所を改装した。総工費は約3000万円で内閣府の地方創生テレワーク交付金などを充てている。
湯原振興局地域振興課は「地下からわき出る源泉で疲れを取り、都市のけん騒を忘れてゆったりと過ごしてほしい」と話している。
料金はコワーキングスペース1時間300円、シェアオフィス1時間500円、会議室は2時間1000円から。シェアオフィスは1〜4人程度、会議室は12人程度まで団体で利用ができる。
申し込み、問い合わせは、同館(☎0867622039)。
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新オープンしたゆフィスのコワーキングスペース
湯原ゆフィス
- 2022年5月18日
- 総合