美作大学・同短期大学部と同大学大学院の卒業式が20日、同大体育館(岡山県津山市)で行われ、計297人が将来への希望を胸に抱き、キャンパスを後にした。
卒業生は大学235人(食物学科90人、児童学科84人、社会福祉学科61人)、短期大学部54人(栄養学科22人、幼児教育学科32人)短期大学部専攻科7人、大学院1人。式典には保護者や教職員、来賓ら約700人が出席した。
桐生和幸学長が各科の代表に卒業・修了証書を手渡した後、「みなさんが学んできた技術は人々の暮らしを支える重要な仕事になる。本学で培った知識と豊かな人間性を生かして多様な人々に寄り添い、地域社会に貢献してほしい」と式辞。
続いて藤原修己美作学園理事長が「みなさんは生活の一部を共に過ごした家族であり、学園にとっての宝。食、子ども、福祉の専門家として笑顔、サービス精神を大切に」。来賓の谷口圭三津山市長が「今後もさらなる研さんを積み、社会に貢献しながらグローバルに活躍する人材として成長することを期待している」とはなむけの言葉を贈った。
在校生を代表して学友会の今岡磨耶会長(21)=児童学科3年=が「私たち後輩はみなさんから教わった学びを生かし、先輩たちが築いてきた伝統を引き継いでより発展できるように尽力する」と送辞。卒業生代表で前学友会長の辻実優さん(22)=児童学科4年=が大学生活での支えとなった家族や教員、同級生、地域住民らに感謝の気持ちを述べ、「すばらしい経験と出会いが成長させてくれた。本校で学んだ専門性を生かして今後もより一層の努力をして学びを深め、世の中に貢献していく」と誓った。
式典の終了後には互いにあいさつを交わし、別れを惜しむ卒業生たちの姿が見られた。
