名物「田町奴行列」やだんじり巡行 22日に徳守神社の例大祭 400年以上の伝統誇る/岡山・津山市

祭事・神事・法要 毛やりさばきに磨きをかける田町奴行列のメンバー
毛やりさばきに磨きをかける田町奴行列のメンバー=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市で毎年10月に行われ、400年以上の伝統をもつ三社の秋祭りを総称した「津山まつり」の後半を飾る徳守神社の例大祭が22日、市中心部で開かれる。みこしが練り歩き、だんじり計20台が巡行するほか、名物の田町奴(やっこ)行列、時代絵巻風奉納演芸などが花を添える。

 午前9時からの祭事の後、正午に大みこしが神社を出発。小田中神田地域の獅子練りを先頭に、こし組の男衆や行列関係者ら総勢300人以上が続く。

 だんじりは西、東組と二手に分かれて巡行。午後0時10分から1時35分まで西組は徳守神社周辺から鉄砲町、安岡町、宮脇町、坪井町を、東組は津山城下町歴史館周辺から鉄砲町、安岡町、宮脇町、福渡町、本町を巡り奴通りに到着。3時15分に全台数が津山観光センターに向けて出発する。

 一部歩行者天国にした奴通りでは、午後0時10分から津山鶴丸太鼓、1時35分から式典を実施。その後、田町奴行列、津山情緒が出演。2時40分から津山総祓古式砲術演武が始まる。

 今年の奴行列は大人奴で、市の留学生交流・サポート事業の一環で参加するマレーシア出身の2名を含む計18人が、13日から津山土岐家財団記念館駐車場で練習を重ね、毛やりさばき、投げと受け取りなどの動作に磨きをかけている。初参加となる津山高専の留学生・チュウ・チュアン・ロさん(20)とアハマド・ワーイ・ビン・アブドゥル・ムタリブさん(19)は「みなさんに楽しんでもらえるように頑張る」と気合を入れている

 大みこし、奴行列の順路、出動だんじりは次の通り。

【みこし】神社〜西松原御旅所(午後0時半着)〜西小(午後1時55分着)〜奴通り(2時50分着)〜アルネ津山(3時20分着)〜観光センター(5時着)〜大谷病院前(6時20分着)〜神社帰着(7時30分)

【奴行列】

土岐記念館・保存会本部(午前9時)〜城西浪漫館(9時34分)〜徳守神社奉納(10時)〜幸屋精肉店・土肥酒店(10時53分)〜寿司楽・服部薬局(11時10分)〜田村製麺・アカミ写真館(11時40分)〜昼休憩〜祭りイベント会場(午後1時半)〜戸川町・宇佐美鰻店(2時5分)〜アルネ東広場(2時45分)〜元魚町通り(3時10分)〜本部着(3時半)

【だんじり】▽西組=茅町、昭和町、坪井町、鉄砲町、西今町、西松原、福渡町、南新座1丁目、宮脇町、安岡町▽東組=河原町、京町、小性町、堺町、新魚町、戸川町、二階町、吹屋町、伏見町、元魚町


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