見守りと支え合いを目的に、院庄まちづくり協議会は15日から、地域に暮らす90歳以上の高齢者を訪問する活動を始めた。25日までに役員らが計46人の家を訪ね、プレゼントを贈ったり、生活状況を確認したりする。
新型コロナウイルスの影響により高齢者の外出頻度の低下や、身体状況の悪化が懸念される中、昨年に続いて2回目の取り組み。初日の活動のうち、福祉部長の田口八重子さん(76)と副部長の松永待子さん(71)らは、96歳と94歳の2人の女性宅を訪問した。
玄関でトートバッグや歯ブラシ、クリアケース、LEDライト、マスク、ティッシュなどのセットを手渡した後、困りごとについてアンケート。「買い物やごみ出しはできていますか」「話し相手は近くにいますか」といった項目を聞き取り、94歳の女性は「掃除や洗濯をぼちぼちしている。娘がよくしてくれるし、ひ孫に会うのが元気の源」と答えていた。
田口さんと松永さんは「困った時はいつでも声をかけて相談してほしい。長生きして、いつまでも元気で過ごしてください」と笑顔で話していた。
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96歳の女性宅を訪ね、プレゼントを手渡すメンバー