「花の山寺」としても知られる岡山県真庭市田原山上の普門寺周辺で、四季桜が花開き、紅葉が色づき始めた。見ごろを迎えると桜と紅葉が“共演”した景色を楽しめる。
四季桜は寺の山門近くの谷間になどに咲いており、29日は咲き始めた桜を眺めている参拝客たちから「これからもっと咲くのが楽しみ」と待ちわびる声が上がっていた。真庭市関の岸越真利江さん(38)は「紅葉と桜が一度に見られるのは珍しい。秋が深まっていくとさらにきれいで見応えのある光景になると思う」と話した。同寺によるとピークは11月中旬とみられるが今後気温が急に下がることがあれば早まる可能性もあるとしている。
見ごろになる時期に合わせて同寺周辺では11月1日から10日まで「桜と紅葉まつり」(上田むらおこしの会・普門寺主催)が開かれ、午前10時~午後3時の間、軽食やグッズを販売する露店が並ぶほか、心書家・sayumiさんの個展といったさまざまな催しを開催。
2日午前10時半~午後2時半は尺八と箏、三絃による演奏会と和楽器を体験する森の芸術祭フレンドプラグラムの「邦楽の祭典」、9日午後1時半から「美作いろはの会奉納踊り」を実施する。期間中は特別御朱印やオリジナルのお守り、御朱印帳も用意している。
和田捷海普門寺名誉住職は「花の山寺ならではの景色もまつりの催しもぜひ楽しんでゆっくり過ごしてほしい」とPR。
問い合わせは、上田むらおこしの会事務局・和田ひろみさん(TEL:090ー7977ー0521)。
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