公益財団法人B&G財団(東京都)は、老朽化が進む津山市加茂B&G海洋センター(加茂町中原)体育館の改修費3000万円の助成を決め22日、谷口圭三市長に通知書を手渡した。これを受けて市は来月上旬にも改修工事に着工し、来年2月完了予定。
同B&G海洋センターは1983年、プール・体育館施設として同財団が整備し86年、旧加茂町に無償譲渡。改修は経年劣化した屋根や外壁の塗装、トイレの洋式化、アリーナ照明のLED化などで、助成金は年度内に交付される。
山北の市役所で、財団の古山透常務理事が「全国480カ所に建設した海洋センターの約8割が老朽化する中、優良な管理運営をしている自治体のみを補助している。津山市は特A評価を10年間継続しており、これまで以上に利活用を進めてほしい」とあいさつし、決定通知書を授与。
谷口市長は「地域のスポーツ活動、健康づくりに幅広い年層が利用している。改修して安全安心、快適に利用できるようにしたい」と礼を述べた。
加茂B&G海洋センターの利用者は、コロナ禍前の2019年度は体育館1万7392人、プール3680人、21年度は体育館1万3531人、プール1486人。
同財団は、各地のB&G海洋センターのある自治体の申請を審査し、施設修繕や機能向上に必要な経費を助成。本年度は24都道府県の42施設に交付する。
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古山常務理事(左)から助成決定書を受け取る谷口市長
B&G財団加茂海洋センター体育館改修費助成
- 2022年8月23日
- 総合