セネガルの小学校教員12人が22日、林田小学校=岡山県津山市=を訪問し、授業参観や給食体験などを行った。
2、4、6年生の教室で算数の図形の授業を視察。「ストローと粘土玉で箱の形を作り、辺や頂点の位置関係の理解を深める」を目的にした2年生の学習では、児童が担任の質問に声を合わせて答えたり、班で考え合ったりする様子、ICTも活用した授業展開などを興味津々で見学し、参考にしていた。
情報交換では、研究主任らが授業での工夫や大事にしていること、AIドリルなどを紹介。セネガルの教員たちは「子どもたちは具体的な物から始まって発見するなど、主体的に学んでいた」との感想や、「授業の評価はどうしているのか」「直方体だけで何時間の授業を行っているか」などと活発に質問していた。このあと児童と交流しながら給食を体験した。
国際協力機構(JICA)が企画したセネガル国別研修の一環。岡山大学で研修を受けるもので、同大学術研究院教育学域の服部裕一郎准教授らとともに来校した。