JFAバーモントカップ第33回全日本U-12フットサル選手権岡山県大会で、岡山県津山市のJフィールド津山FCが6年ぶり4回目の優勝に輝いた。諦めない気持ちを貫き、全員でつかみ取った栄冠。8月に東京で開かれる全国大会に出場する。
チームは同市を中心とする小学5、6年生で構成。俊敏さなどの運動性に優れ、個々の技術や得点力の高さが持ち味だ。
県大会は先月開かれ、予選リーグを3戦全勝(22得点、無失点)で1位通過。決勝トーナメントでは準々決勝で兄弟クラブのJフィールド岡山に5-2、準決勝はファジアーノ岡山に対して相手を上回る素早い出足と守備で3-1で勝利した。オオタFCとの決勝は2点を先取するも同点とされ、リードを許した後に逆転するなど最後まで粘り強く戦い、7-4で強豪を下した。
田渕幸一監督(48)は「相手との駆け引きの練習に力を入れ、子どもたち自身で考えるプレーも徹底し、県大会ではそれが開花した。全国大会は6年前のベスト16を上回る8強以上を目指したい」。
普段から関西のJリーグクラブなどとサッカーの練習試合を行うなど、高いレベルで経験を積んでいる選手たち。決勝で先制点と4点目を決めたキャプテンの山本琉君(11)は「全員の諦めない姿勢が逆転と優勝につながった。全国大会までに攻守の切り替えや判断力の速さにもっと磨きをかけ、1勝でも多く勝ち進めるよう頑張りたい」と意気込んでいる。