ボーイズグループ・JO1のメンバーで真庭市出身の豆原一成さん(22)の誕生日と初主演映画『BADBOYS -THE MOVIE-』の公開(30日)を前に、ファン有志でつくる「豆ちゃん花火プロジェクト」は24日、同市湯原温泉の砂湯付近で祝福と応援を兼ねた花火を打ち上げた。
2020年のデビュー当初に誕生日祝いとして始めた取り組みで、実施は4回目。以前は動画を撮影してネットで配信していたが今回は真庭大使に就任した豆原さんの思いに共感し、同市を盛り上げる一助となるよう、クラウドファンディングで資金を出資した人たちを招いて開催。さらにファンたちの活動に賛同して湯原観光協会や同市のイベント運営会社・モッツプランニング、花火を製造する岡山市の森上煙火工業所なども協力し、企画が実現した。
この日の日中は大雨に見舞われるも主催者と花火師らスタッフが打ち合わせをしながら着々と準備していくと、午後8時には雨足が弱まり、滞りなく開催できるように。集まった約20人の「お誕生日おめでとう」というかけ声で音楽が流れ、夜空に色とりどりの大輪が開花し、大きな歓声が上がった。この模様は動画に収めてネット配信しており、現地に来ることができない人たちも見ることができた。

埼玉県から来た会社員・髙橋奈那さん(25)は「これほどの大きな取り組みを実現させたみなさんの熱量と力、たくさんの人を引き付ける豆原さんの魅力にすごさを感じている」。湯原観光協会事務局の伴野良子さん(60)は「ファンの方々のおかげで多くの人に湯原を知ってもらえる機会にもなった。さらに観光もしていただき、本当にありがたく思う」と話した。
企画の発起人となった花火鑑賞士の資格を持つ東京都の会社員・中丸友里恵さん(36)は「豆原さんの故郷を知りたいと思う人たちが実際に来て、その魅力にふれるきっかけになればうれしい。これからも真庭市の良さを広めていきたい」と語っている。


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