「天領くせ桜まつり」が開かれている岡山県真庭市の旭川沿いで、「久世トンネル桜」として親しまれている桜並木の花が満開となり、訪れた人たちは淡いピンク色のアーチ下を歩きながら、春景色を満喫している。
同所は約1キロにわたる土手に沿ってソメイヨシノ約180本が植えられており、見応えのある景観として花見客に人気のスポット。夜は備え付けられたぼんぼり124基に明かりがともり、ライトアップされた夜桜が織りなす幻想的な風景を見て楽しむことができる。5、6日は通りが歩行者天国となり、行楽を楽しむ人たちでにぎわった。
今年2月に真庭大使に就任した同市出身でボーイズグループ・JO1に所属する豆原一成さんを応援するぼんぼりも設置されており、6日は地元有志らでつくる「豆原一成さんを応援する会」の呼びかけに応じてぼんぼりをつくるのに協力したファンたちが集まって記念撮影。東京都、大阪府、千葉、茨城県など遠方から来た人もおり、桜の花に覆われた通りの美しさに見入っていた。
初めて真庭市に来た神奈川県の加藤由美さん(62)は「豆原さんゆかりの場所に来ることができてうれしい。都心とは違ってゆっくりと過ごせるこの地域ならではの雰囲気がとても良い」。真庭市で桜を見るのは初めてという茨城県の菅澤有香子さん(31)は「この場所はファンたちの間では有名なスポット。実際に見て本当にきれいな所で感激した。また見に来たい」と笑顔で話していた。
同まつりは13日まで開催中。

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