岡山県真庭市教育委員会は、市内文化財の周知に向け、津山高専(沼)総合理工学科の学生らが制作した3DデータやVtuber(バーチャルユーチューバー)を活用した紹介動画をYouTube市公式チャンネルで公開している。
地域の貴重な歴史資料を若い世代を含めて広くPRする狙いで、同学科の寺元貴幸教授と学生たちが協力。市教委の助言を受けながら文化財を調査、研究して制作した。
3D動画は、弥生時代末期のものとされる「中山遺跡出土特殊壺(県重文)」(1分42秒)、弥生時代後期のものか検証中の「下市瀬遺跡出土小銅鐸(市重文)」(1分30秒)をさまざまな角度から見せながら出土の経緯や特徴、貴重さについて解説。これらを含む文化財6点の「3Dモデル」では、360度回して閲覧できる。
さらに大宮踊(国重要無形民俗文化財)をイメージした少女Vtuber「大宮あをい」を登場させたショート動画(45秒)もあり、同踊に欠かせない伝承の切り紙細工「シリゲ」についてアピール。
真庭市のウェブサイト関連ページ(http://www.city.maniwa.lg.jp/soshiki/53/71090.html)のリンク先から閲覧できる。