「ニューモラル講演会」(津山モラロジー事務所主催、津山朝日新聞社など後援)が19日、岡山県津山市大田のリージョンセンターで開かれ、聴衆は生活における悩みや不安に対処するために必要な道徳を学んだ。
同事務所の会員と一般参加者約80人が参加。モラロジー道徳教育財団(千葉県)の生涯学習講師・栗本貞子さんが「学ぼう!幸せな人生の道しるべ」と題して語った。
栗本さんは「人には利己的な考えを持つ■マイナスの心■と、他者を思いやる■プラスの心■がある」と切り出し「どちらの心を持つかで人生は変わる」と強調。父親の介護、長女の死などの経験を踏まえ、「つらく悲しい出来事も必ず意味があり、大切な家族の絆に気付くきっかけになった。私たちは人や自然、社会のしくみなど多くの恩恵を受けている。広い視野と感謝の心を持ち、人を喜ばせる行いをしてほしい」と呼びかけた。
田村里美さん(64)=油木北=は「平和に健康に暮らせるのは、身近な人たちの支えや多くの人の尽力があるからこそ。それを忘れずに自分も人のためにできることをしていこうと思う」と話した。
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講師の話に耳を傾ける参加者
「ニューモラル講演会」