「子ども歌舞伎」結成 国重文の舞台で10月公演 文化財指定50周年記念で/岡山・津山市

教育・保育・学校 初稽古に臨む子どもたち
初稽古に臨む子どもたち=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市の田熊八幡神社にある歌舞伎舞台「田熊の舞台」が、国重要有形民俗文化財に指定されて50周年を迎えることから、10月の記念事業に向け、広野地域の児童でつくる「広野子ども歌舞伎」が結成された。かつて盛んだった地域文化の継承へ、21日に広野公民館で稽古が始まった。

 同舞台は1871(明治4)年に建立。直径4メートルの皿回し式の回り舞台を備え、利用可能な状態で現存するのは全国的にも珍しいという。長く歌舞伎の公演は行われておらず、農村歌舞伎の文化の消滅を危惧し、連合町内会広野支部(柿内穂支部長)が中心となって立ち上げた。

 メンバーは広野小学校で募った2〜6年生15人。同県奈義町の横仙歌舞伎保存会などの協力を得て稽古を重ねていく。初日、子どもたちは衣装や道具をはじめ、演目の「弁天娘女男白波 稲瀬川勢揃いの場」について説明を聞き、配役を決めたあと練習に取りかかった。

 盗賊の5人衆が川土手に追い詰められ、捕り手と立ち回る場面を稽古。傘や十手を手に、初めて体験する歌舞伎の所作に戸惑いながらも、アドバイスを受けて熱心に取り組んだ。

 日本駄右衛門役の中山広聖君(6年)は「動きをそろえ、せりふを覚えるのも難しいと思うけど、頑張って練習し、地域の伝統を引き継いでいきたい」と話していた。

 記念事業は10月21日に同舞台で開かれる予定。

 

国重要有形民俗文化財の「田熊の舞台」


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