生活に窮する世帯を手助けする岡山県津山市社会福祉協議会恒例の「歳末たすけあい家屋補修」が、市内の各家で行われている。本年度は8世帯を対象に30日までに実施する予定。
1959年に始まった取り組みで、材料費などは「歳末たすけあい募金」を活用。妹尾建設、カワイ会(カワイハウス)、県建設労働組合津山支部、同苫田支部、ニーズホーム、八木住建、堀内工業の7事業者(団体)がボランティアとして協力した。
60代女性宅には建設労働組合津山支部の7人が出向き、老朽化で傷んだ屋根の一部や雨漏りしそうな天井、外れかけていたドアノブなどを修理した。女性は「自分では修理できず、困っていたので本当に助かった。いい正月が迎えられる」と笑顔で感謝の言葉を伝えた。
菅原宏志支部長(70)は「参加して40年以上になる。自分の培ってきた経験と技術を生かして人の役に立てるのはうれしい」と話していた。