特集・ひとひと
大谷 英利子
バランスボールインストラクター
「弾んで、笑顔になって、元気になって、健康になってください」。
看護師で、4人の子どもを育てた母親であり、まぐろ解体師。そして52歳で県内初となるバランスボールインストラクターの資格を取得。「皆さんの笑顔を見たくて」、県北の公民館などで普及活動に取り組んでいる。
「もともと体を動かすのが好き。食べるのも好きで、体型を維持するためにジムに通っていました」。しかし新型コロナの感染が広がり始めると職場の決まりでジムに通えないように。そこでインターネットの動画サイトで運命の出合いを果たす。
「県内には当時、有資格者がいなくて、島根の人から話を聞きました」。好奇心旺盛、行動力抜群の大谷さん。迷うことなくオンラインでレッスンを受講して試験を受けた。長年務めた病院を辞してダブルワークが可能な施設に転職。引っ越しもした。
「3カ月で体重が6キロ落ちたのには驚いた。ボールが丸いところも好き。丸いものを見ると幸せな気持ちになります。笑顔で弾むと、姿勢も心も整います」
元々欧米でリハビリに使用されたのが始まり。やればやるほど、効果効能に絶対的な信頼を寄せるようになった大谷さん。
「良いことは人にも勧めたくなる性格。弾むのに年齢は関係ありません。2歳から99歳までの方が元気に弾んでいます。ぜひ一度体験してください」
プロフィル
旧勝北町出身。看護師、まぐろ解体師。美作市真加部。54歳。