「オオサンショウウオ絵画&写真展」(鏡野町教委主催)が同町竹田の鏡野郷土博物館で開かれている。奥津保育園児が描いたかわいらしい絵をはじめ、交雑種問題や町内で実施中の調査の様子を紹介している。8月29日まで。
ペスタロッチ館2階に絵や写真パネルなど45点を展示。子どもたちはそれぞれに、特別天然記念物であるオオサンショウウオの特徴をとらえてかわいらしく描いており、訪れる人の目を楽しませている。
チュウゴクオオサンショウウオとの交雑が各地で問題になる中、町では文化庁の許可を受けて吉井川で捕獲調査を実施中。DNA鑑定などを行い、交雑種は隔離飼育し、在来種は捕獲場所に放流している。パネルでは、茶色の地に黒の斑紋がある日本のオオサンショウウオの特徴、夜行性で100歳くらいまで生きるという生態、捕獲調査の内容などを説明している。模型や化石のレプリカ、調査で使う道具なども並び、来場者は一点一点に熱心に見学している。
月曜・祝日休館。入館無料。
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奥津保育園児によるかわいらしい絵