ダウン症児親の会「あひるの会」メンバー書道展

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ダウン症児親の会「あひるの会」のメンバーが24日、小原の書家・山下虔華さんに教わりながら書アートに挑戦した。作品は6月に開かれる山下さん主宰の書道展「理波展」で展示される。同会と山下さんとのコラボレーションは節目の10回目となる。
 大谷の市障害者福祉センター・神南備園に、高校2年から27歳まで7家族が集まった。テーマは、比叡山延暦寺長臈天台宗大僧正の小林隆彰さんの「花咲け 人咲け 命咲け 
歩けなくても 心咲け」。子どもたちは「花」「人」「命」「歩」「心」の漢字を一文字ずつ、イメージを膨らませながら思い思いに表現。保護者も筆を握り、心を込めてしたためた。また子どもたちは、床に広げられたロール紙に「火」の文字を順番に書き、個性豊かな字が一列に並ぶ作品を仕上げていった。
 国連が制定した「世界ダウン症の日」にちなみ、「アート的な書を通して書く楽しさを学び、自立へのサポートになれば」と会に関わってきた山下さん。「成人したメンバーとふれあい、近況などを交え、書作を楽しめることに感謝したい。みんな作品展にワクワクしています」と話している。
 作品は6月25〜27日、新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれる同展に出品。山下さんの書道教室の作とともに会場に並ぶ。


山下さんに教わって書アートに挑戦する子どもたち


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