テントなど膜材製造のファインアートかわばた(岡山県津山市下野田、牛垣和弘社長)は、新型コロナウイルスの飛まつ感染防止で全国的に品薄状態になっている透明ビニールシートの加工、販売に乗り出した。
供給不足で入手できずにいる地元の企業や医療機関などに役立ててもらおうと、テント間仕切り用のストックを活用。
ロール状のシート(厚さ0.3ミリ、幅1.3〜1.8メートル)を一定の長さにカットするほか、熱溶着により希望する形状にもでき、先週から銀行、病院などに設置されている。さらに患者を受け入れる医療現場での設営を想定し、テントの骨組みを使った隔離ブースも試作しており、陰圧も可能という。
今回は価格にほとんど利益を上乗せせず、1平方メートル当たり700円(加工なしの場合)で提供。
牛垣社長(60)は「製造企業が限られ、需要が高まる中で県南や県外の引き合いもある。ある程度のストックがあり、設置場所に合わせた加工にも応じられるので、気軽に相談してほしい。」としている。
問い合わせは、ファインアートかわばた(℡0868-29-3677)。
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透明ビニールシートで試作した隔離ブースと牛垣社長
ファインアートかわばた、飛沫防止用ビニールシートの加工・販売に乗り出す/岡山・津山市
- 2020年4月22日
- 経済・産業