津山市は、企業版ふるさと納税として1000万円を寄付した業務用冷凍冷蔵庫製造・販売のフクシマガリレイ(本社・大阪市)に感謝状を贈った。寄付金は「城下町歴史観光まちづくり推進事業」に役立てる。
同社岡山工場(勝央町太平台)は1984年から操業し今年で40年の節目を迎えるとともに、社内に津山市出身者が数多く在籍している。市は同事業の文化財を宿泊施設として活用する「城泊」を推進し、にぎわい創出を図る。
岡山県津山市山北の市役所で贈呈式があり、福島仁岡山工場長が松田欣也津山商工会議所会頭らと来庁。谷口市長は「過分な寄付をありがたい。風情の残る城下町を生かした地域づくり、そのプロモーションに使用させていただく」と礼を述べて手渡した。
福島工場長は「津山エリアから優秀な人材をたくさん輩出していただき今に至っており、感謝している。さらにパートナーシップを深めていきたい」と述べた。
フクシマガリレイは1951年創業、資本金27億6000万円。工場は岡山のほか、滋賀県、タイに展開し、連結売上約1158億円、従業員数2524人(2024年3月期)。