きょう22日は二十四節気の「処暑」。暑さが和らぎ新涼が間近いころとされる。まだまだ暑さは続きそうだが、田んぼの上で群れている赤トンボが、秋が近づくのをそっと告げている。
岡山県津山市総社の田んぼのあぜみちでは、ワレモコウの濃紅色の穂がそよ風になびいている。「もの思い」の花ことば通り、その咲き姿はどこかはかなげ。
田んぼを管理している石田宣明さん(84)=同所=は「かわいい花がいつも楽しみ。草刈りをしていても必ず残します。今年は病気になったりしたけれど、こうしてまた花を見られたことに感謝です」と目を細めた。