観光客が増加傾向 コロナ禍前の水準に回復 全国旅行支援も後押しか/岡山

経済・産業 津山朝日新聞社
         

 岡山県がまとめた2月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では36万346人で、新型コロナウイルス流行「第8波」が収束に向かい、前年同月に比べて55・3%増え、11カ月連続で前年実績を上回った。

 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。ウイズコロナの社会経済活動が本格化し、全国旅行支援「おかやまハレ旅応援割」の継続も後押しした。

 美作県民局エリアの10施設は6万2477人で前年同月比43・8%増。このうち津山城(同県津山市山下)は2745人と前年同月比70・6%増、津山まなびの鉄道館(同市大谷)は2283人で前年同月比43・4%増、道の駅・奥津温泉(同県鏡野町奥津)は5216人で前年同月比17・5%増など。

 一方、備前県民局エリアの10施設は12万9806人で前年同月比105・5%増と大幅に伸びた。備中県民局エリアは16万8063人で、前年同月比34・0%増だった。

 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ39施設の宿泊者数は前年同月比67・7%増でほぼコロナ禍前の水準に回復。

 県観光課では「感染状況が落ち着いてきた中、国内需要を喚起するとともに今後、インバウンド(訪日客)の取り込みも力を入れて観光復興につなげていきたい」としている。


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