陸上自衛隊日本原駐屯地=岡山県奈義町=の創設60周年を記念した町内パレードが27日、同町豊沢の町現代美術館前のシンボルロードで行われ、自衛隊車両が迫力ある姿を披露した。
同駐屯地の町内パレードは今回が初めて。自衛隊活動に理解を深めてもらうことなどを目的に、町と日本原防衛協力会が主催した。
同駐屯地の主力部隊をはじめ支援部隊の車両21両と、隊員48人が参加。大勢の町民や自衛隊ファンらの拍手の中、雄峰・那岐山を背景とした直線のロードを国道53号の交差点に向けて南下した。

出雲駐屯地に配備されている最新鋭の16式機動戦闘車も目を引き、訪れた人たちは車両の勇姿を間近で眺め、写真に収めるなどしていた。
引き続き、一部車両の展示や隊員が調理したカレーの振る舞い、マルシェの出店などもあり、にぎわいを見せたほか、町文化センターでは第13音楽隊による演奏会が行われた。
同駐屯地は1965年に創設。防衛、警備、災害派遣などを担い、現在の隊員数は500人。津山市にまたがる日本原演習場は中国・四国地方で最大規模。
