「勝間田焼同好会・勝間田焼復活会」グループ展が勝央町勝間田の勝央美術文学館で開かれ、平安末期から鎌倉時代に同町一帯で生産された〝幻の陶器〟の再現作品に来場者が見入っている。5日まで。
同復活会(矢野清和会長)と同好会(竹内眞介代表)の陶芸家ら10人が、古式穴窯などで焼き上げた作品約150点を出展。
須恵器の流れをくむ特徴の青灰色を醸した大甕(がめ)や壺(つぼ)は、格子柄、波模様が素朴な風合い。さらに狛犬、現代風にアレンジした斬新な花器、ユニークな魚、自転車をかたどった置物といった作も目を引く。
美作市東谷下の写真家・岸本豪太さん(70)は「往時に近い味わいの器も素晴らしいし、バリエーション豊かな作品がそろい、見応えがある」と話していた。
p
勝間田焼の再現作品などに見入る来場者
勝間田焼同好会・勝間田焼復活会グループ展
- 2021年5月1日
- イベント