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藩政時代の受刑者祭る「千人塚」 彼岸の法要で住民ら慰霊 「危機乗り越え、次世代に継承を」/岡山・津山市

歴史・文化 コロナ禍前の規模で行われた秋の法要=岡山・津山市で
コロナ禍前の規模で行われた秋の法要=岡山県津山市で
         

 藩政時代の受刑者の供養塔として知られる岡山県津山市の三界萬霊塔(通称・千人塚)の彼岸の法要がこのほど営まれ、地域住民らが霊を慰めた。

 4年ぶりにコロナ禍前の規模で実施し、来賓を合わせて約80人が参列した。同市の高福寺の明楽智雄住職が読経するなかで焼香。千人塚護持会の片山恭司会長(90)が「過去何回も荒廃の危機があったが、先人の苦労があって乗り越えてきた。今後も法要を続け、次世代に継承していきたい」とあいさつした。来賓の谷口圭三市長、国会議員、県議らが祝辞を述べた。

 千人塚は1790(寛政2)年に建立。1926年には、因美線工事中に多くの人骨が出土し納骨式を実施した。45年の加茂川の氾らんで碑の行方が分からなくなり、その後、発見されて81年に現在の新兼田橋南側に再建。2006年には台風で倒壊したお堂を再建立した。春の彼岸とともに毎年法要を執り行っている。


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