吉井川漁協（松田安弘組合長）は30日、管内の吉井川本支流に稚アユ約４万匹を放流した。６月20日の釣り解禁に向け、今月下旬までに計約15万匹を放つ。
この日の稚魚は鳥取県日野川産の人工ふ化魚で体長10㌢、10㌘平均のサイズ。このうち加茂川の約１万匹は、日上の本流出合い付近と川崎の兼田橋付近に配分した。組合員たちが車の生けすから専用ホースやバケツで放ち、早瀬に勢いよく泳ぎ去る魚影を見送った。
松田組合長は「カワウ対策に力を入れ、冷水病の発生も管内でここ数年ないので解禁に期待してほしい」と話している。
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稚アユを放流する漁協組合員＝日上の加茂川で
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