大海原に浮かぶ島 津山盆地白いベール 幻想的な雲海

自然
         

 晩秋から初冬の風物詩「雲海」の季節を迎えた。山々の稜(りょう)線は大海原に浮かぶ島のよう。
 標高668㍍、東田辺の黒沢山はそのスポットとして知られる。濃い霧が出た朝、中腹や萬福寺境内から眺めれば、眼下に絶景が広がる。岡山県津山市街地や苫田郡鏡野町の田園は真っ白なベールに包まれ、南に神楽尾山、その向こうに神南備山などが頂をのぞかせている。
 静けさの中■霧の波■がうねるように山すそに打ち寄せ、小さな家並みが見え隠れ。峰々は入り組みながら彼方(かなた)へとかすみ、どこまでも青空が澄み渡る。時のたつのを忘れさせてくれる心潤う情景だ。


津山盆地を包む幻想的な雲海=黒沢山から


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